はじめまして。
私たちは、要介護5の父と母を在宅介護していた四人姉妹です。
2021年5月に、進行性核上性麻痺だった父を、
2023年5月に、認知症だった母を在宅で看取りました。
それぞれ結婚して家庭を持っているため、実家に通って交代で泊まる形で、力を合わせて介護しました。
長女、次女、四女は介護に役立つ専門職でもあり(笑)、知識や経験を寄せ集めて試練を乗り越えてきました。
このブログを始めたわけ
なぜこのブログを始めたかというと、、、
介護って、家族目線の情報が足りず、やりたい介護ができている(あるいは守りたい生活が守れている)ケースが圧倒的に少ないと感じているから。
それぞれの家族にそれぞれの事情があり、進む道に正解はありません。
でも、情報があるかどうかで、選択肢や苦労が大きく違うことが多々あります。
介護家族は人それぞれですが、私たちが経験したことが、少しでも他の方々の参考になることを願って・・・
こんな私たちですが、どうぞよろしくお願いいたします。
我が家について
介護への思いと経緯
我が家の場合、まずは自分を大切にという共通認識がありました。
父も母も、親の介護を経験していたためか、娘たちには苦労をかけたくない考えでした。
そんな両親の思いを背景に、私たちも、それぞれの家族でエンジョイしながら、介護についてはできる範囲で知恵を絞りながらやってきました。
もちろん、在宅介護の専門職の方々にチームで支えられているお陰が大きいです。
順番としては、母が65歳のころ認知症になり、父が母を介護し、私たち姉妹は父を支える形で関わっていました。
その後、 父が進行性核上性麻痺と診断され、当時すでに要介護5だった母は施設に入居しました。
特に、認知症の母の介護は、家族全員が初めてのことであり、失敗も重ねてきました。
母への「ごめんね」の気持ちを胸に、 父の在宅介護に姉妹が結束して取り組みました。
2021年5月、父を在宅で看取りました。
母は2022年4月に特別養護老人ホームを退所し、在宅介護に切り替えました。丸1年、家で穏やかに過ごしながら看取ることができました。
進行性核上性麻痺とは、脳の中の神経細胞が減少し、転びやすくなったり、下方を見ることがしにくい、しゃべりにくい、飲み込みにくいといった症状がみられる指定難病。
日本では人口の10万人あたり10~20人程度と推測されています。
登場人物 (年齢は他界した当時)
父 86歳
父は、とても厳しく頑固な人で、現役時代は転勤族のサラリーマンでした。
母の介護の時は、母の認知症をなかなか認めず、演技をしているだけだと言い張ったり。
自分に進行性核上性麻痺の症状が出てきても、病院に行くのを嫌がったり、デイサービスや介護のお世話を拒否したり。
とにかく病院が嫌いな人で、延命治療は希望しておらず。
「自然に」と言っていた父の希望をかなえるため、在宅で介護していました。
2021年5月、四姉妹と孫たちに看取られながら、人生の幕を閉じました。
とても穏やかな素晴らしい最期でした。
母 85歳
母は、明るく優しい専業主婦で、私たちにとって太陽のような存在です。
父の仕事の関係で、日本全国引っ越ししながら4人の娘たちを育てて、苦労が多かったはず。 祖母(母にとっての義母)を献身的に介護して、体調を崩したこともありました。
認知症を発症してからは、物忘れがひどくなる自分を自覚しながら、父に怒られてばかりで悲しい思いをしていたと思います。
要介護5で特別養護老人ホームに入所し、7年ほど経過してから、2022年4月に特養から在宅介護に切り替えました。
「もう口から食べられない」と言われ、数週間後の看取り覚悟の退所でしたが、丸1年、口から食べながら家で穏やかに過ごせました。2023年5月、家族に見守られながら穏やかに人生の幕を下ろしました。
長女 ゆるねえ
アラフィフの介護福祉士。3人の娘の母です(^-^)
2019年4月から父が他界するまで、介護のため実家で父と同居していました。
次女 ちゅうちゃん
アラフィフのケアマネジャー。2人の娘の母です。実家から2駅離れた所に住んでいて、母の終末期はもよと交代で実家に泊まりました。
三女 もよ
アラフィフのワーママ。家族の資産管理担当。大学生男子、中学生娘の母です。実家と同じ敷地のマンション在住。
母の終末期はちゅうちゃんと交代で実家に泊まりました。
四女 けろたん
アラフォーの管理栄養士。保育園に通う女の子の母です。2017年まで実家で父と同居。今は実家から1時間近く離れた所に住んでいますが、ちょくちょく実家に行っていました。
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いつも父に美味しいミキサー食を作ってくれる四女のけろたん。
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