嚥下障害だった父の食事介助で役にたった保冷箱とは〜訪問介護〜

要介護5の在宅介護日記

長女ゆるねえ
長女ゆるねえ

こんにちは、四姉妹で要介護5の父母を姉妹で在宅介護していた長女のゆるねえです。

2年前(2019年)に進行性核上性麻痺だった父、今年(2023年)の春に認知症の終末期だった母が亡くなり、在宅介護は終了となりました。ふたりとも摂食嚥下障害があったので、最期の数年はトロミをつけたりペースト食を食べていましたよ。

今回は父が、訪問介護のヘルパーさんに食事介助をしてもらっていた時に使っていた保冷箱のお話です。

それは下記の写真にある保冷箱です。

アマゾンで3個買いました。キャプテンスタッグ製 幅320×奥行260×高さ230mm

父はひとり暮らしで近くに住む家族は日中は仕事や家事育児がありました。

朝昼晩の3食の食事を用意するのは家族。食事介助は訪問介護のヘルパーさんにお願いしていたのです。

初めは保冷バックに食事を入れていましたが、妹が釣りの時に使う大きめの保冷箱を持って来てくれました。

三女もよ
三女もよ

バックだとファスナーの開け閉めがちょっと面倒。この箱だと蓋を手に持ち上下に開け閉めするだけでいいから楽ちん!

3箱用意し朝、昼、夕のタグを付けて食事と保冷剤をいれて食卓テーブルに置いておきます。ヘルパーさんは箱から食事と飲み物を取り出すだけでよいというわけです。

冷蔵庫があるのになぜ保冷箱を使うことにしたのか

それには3つの理由があります。

 

ひとつめは
冷蔵庫に3食もいれるスペースがない。
少量で高栄養の食事にしていたけど、それでも手狭でした。狭いところから食事を取り出すヘルパーさんも気を使いますよね。

 

ふたつめは
家族の冷蔵庫内のプライベートな食べ物を見られなくて済む。
お気に入りで常駐しているアルコールやつまみ系、食べかけのものを見られたくない時ってありますよね。

 

みっつめ…これが一番大切!!それは
ヘルパーさんの動線を短くすることですぐに食事介助をはじめられるようにするためです。

 

嚥下障害のある人の食事介助は緊張します(そうであってほしい)。集中して取り組めるように、あっち行ったりこっちに行ったりの無駄な動きはすこしでも減らしたかったのです。

次女ちゅうちゃん
次女ちゅうちゃん

訪問介護という限られた時間を安全に父のために有効に使ってもらいたい。


長女ゆるねえ
長女ゆるねえ

時間は有限。冷蔵庫と食卓テーブルの間は約3メートルの距離がある。数歩かもだけど、ヘルパーさんが行き来する時間ももったいない(笑)


四女けろたん
四女けろたん

レンジとテーブルは近くだったので、近くに保冷箱を置いておけば歩き回らずすぐにレンチン!ヘルパーさんの動線を短くしたいね。

数分の時短に成功です!(^^)!数分の時間のちりつもがゆとりを生みますよ。

最後に

冷蔵庫にある食事をテーブルに置けばなんとか自力で食べることができたときは、定期巡回のサービスを利用していました。病気の進行により自分で食事を口に運ぶことができなくなり、嚥下障害もすすみました。しっかりと集中して食事介助に取り組んでもらうために訪問介護のサービスに切り替えました。

限られた時間で嚥下障害のある人の食事介助をしなければいけない、しかも家族がいない。って状況は経験したことがない訪問介護のヘルパーさんは多いと思います。じゃあ経験のある人が来てくださいって選べる時代ではないのです。人手不足は深刻です。そしてあせりはミスを誘発します。

ヘルパーさんがあせらずに落ち着いて集中できるようにする。そして時間にゆとりが生まれ、笑顔で父に話しかける時間が増える。気づきをたくさん記録に書いてくれる。のような相乗効果を期待してケア以外の部分の時短を考える日々でした。

長女ゆるねえ
長女ゆるねえ

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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