こんにちは!要介護5の親を在宅介護している、介護四姉妹の三女もよです。
エンシュアの独特な甘さが飲みにくい!
エンシュアのアレンジレシピが知りたい!
とお感じではないでしょうか。
我が家では、進行性核上性麻痺という病気だった父が、医師からエンシュアを処方されていました。
(父は他界しましたが、その後要介護5の認知症の母を在宅介護しています)
エンシュアのアレンジを色々試した結果、アイスクリームにすると甘さが抑えられ、美味しく飽きずに食べられるようになりました。
このレシピで工夫したのは、とろみ調整食品の「つるりんこ」を加えることで、凍らせながら複数回混ぜる工程を省いた点です。kei
管理栄養士の四女けろたんも一緒に作ってくれていました。
このアレンジならラクだし摂取しやすいです!
試行錯誤で気付いた注意点も書きますので、読みながら作れば失敗なく作れると思います。
つるりんこがなくても作れます。あくまでも我が家の父のレシピですが、「エンシュアをラクに美味しくアレンジしたい!」という時の参考になれば嬉しいです。
ラクして美味しいアレンジ法:エンシュアアイスクリームの作り方
早速、エンシュアアイスクリームの作り方(レシピ)をお伝えします。
材料を放り込んで1回混ぜて凍らせるだけ、の簡単レシピです。
食べるのに時間がかかる人も、つるりんこのお陰で溶けても形状が保たれるので焦りません。まるで「溶けにくいアイス」と呼べそうです。
エンシュアアイスクリームの作り方
<材料>
- エンシュア バニラ味:1缶
- 生クリーム :1パック
- ヨーグルトソース :適量(我が家は市販の150gのパッケージの約半量を入れています。味は、マンゴー味、ブルーベリー味等お好きなものを)
- つるりんこ 牛乳・流動食用 :3g入りを6本(量は食べる人の状態・お好みにより調整)
<作り方>
- つるりんこ以外の材料を全部ボウル等の容器に入れ、ハンドミキサーで混ぜる。(ミキサー食でない人はハンドミキサーを使わず泡だて器やスプーンで混ぜてもOKです)
- まんべんなく混ざったら、つるりんこを一袋ずつ入れて1分程度かき混ぜる。
- 小分けにして冷凍庫へ。
エンシュアアイスにつるりんこを入れた理由
つるりんこは、森永の「とろみ調整食品」。
写真のとおり、青いパッケージの「牛乳・流動食用」を使いました。
エンシュアアイスを作る際、つるりんこを加えた一番の理由は、
嚥下障害がある父が口から食べるには、とろみが必要だったためです。
そして、とろみをつけたら意外なオマケ(?)が!
一般的にアイスを手作りする時は、凍らせる過程で3~4回混ぜると思います。
私も同じように何度も混ぜて作りましたが、最後の方は、固すぎて混ぜるのが大変でした!
実際に腱鞘炎になったほど(汗)
つるりんこを入れるとクリーミー感が出るので、最初の1回だけ混ぜればOKでした。
ややズボラな作り方かもですが、嚥下障害がない人も、つるりんこでラクできちゃいます!
つるりんこがお手元にない場合は、手間はかかりますが、固まるまでに何度か混ぜましょう。
混ぜるのはやや大変ですが、嚥下障害がない人なら、つるりんこを入れなくても美味しく食べられます!
エンシュアアイスクリームを作る際の注意点
エンシュアアイスクリームを作る際の注意点です。
むずかしい話ではありませんが、頭に入れて作ると失敗がないと思います。
注意点1:とろみの強さは加減する
つるりんこの量は、嚥下障害の程度で加減してください。
父の場合は、要介護5で嚥下障害があり食事は全介助。
とろみの強さはケチャップ状にしていました。
つるりんこのパッケージに書いてあるとろみの強さは以下の通りです。(父の場合、とろみの目安は以下写真の一番右の絵です)
つるりんこ自体に味はないので、嚥下障害がない人が使っても違和感はないと思います!
注意点2:つるりんこは1本ずつ手早く混ぜる
つるりんこは、1袋ずつ加えて、手早くまぜましょう。
つるりんこはすぐに混ぜる必要があるため、全部投入してから混ぜようとするとダマになりやすいです。
これは一気に投入した時の写真です。後でダマになってしまいました(横着者・・・笑)
注意点3:混ぜたら小分けにしてから冷凍する
凍った状態で、スプーンですくって取り分けるのは、力が要ります!
市販のアイスクリームと比べると、フワフワ感はどうしても足りないものね。
我が家は、大きなタッパーで作って取り出そうとしたらタッパーが割れました。とほほ。
今は、小さなタッパーにこのように小分けにして冷凍庫にストックしています。
一気に全部食べることはないと思うので、食べる量だけ小分けにしてから凍らせると後がラク。
「要介護5・嚥下障害あり」の食べ方
我が家の父(今は母も)は自分でスプーンが持てないので全介助。
食べてもらう時は、少し室温で柔らかくしてから、スプーンで薄く切り取るようにして、少しずつ口に運びました。
ちなみに我が家で使っているのは「KTスプーン」です。
とても薄く、柄が長いので、安全に食べてもらうのに役立ちます。
詳しい話は、こちらの記事をご覧ください。
食べる量は少しずつなので、夏はすぐ溶けてしまいます。
でも、つるりんこのお陰で、時間をおいても溶けてドロドロにならず、形を保てるため食べてもらいやすかったです。
夏は体に熱がこもりやすく熱中症も気になるので、アイスクリームは特によし。
冬でも、部屋を温かくして、食べてもらっていました。
アイスクリームの冷たさが口を動かす刺激になって、食が進みやすくなることも!
高栄養食を、安全で美味しく食べられますように!
まとめ
エンシュアのアレンジレシピ「エンシュアアイスクリームの作り方」をお届けしました。
以下にまとめます。
- エンシュアアイスクリームの作り方は、材料を混ぜて凍らせるだけ!
- 注意点は以下3点。
①とろみの強さは加減する
②つるりんこは少しずつ入れて手早く混ぜる
③混ぜたら小分けにしてから冷凍する
我が家の使い方をご紹介しましたが、処方された人の状態に合わせて適宜アレンジしてくださいね。
身体が冷えすぎないように、温かい食べ物と組み合わせても!
▼ミキサー食のオススメレシピはこちらにも!▼
管理栄養士の資格を持つ妹けろたんが書いた、「鶏レバーのコンフィ」もぜひご覧ください。
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