こんにちは!要介護5の母を在宅介護していた、もよです。
在宅介護に欠かせないエアコン、何年くらい使ってますか?
母を在宅介護していた実家では、昨年(2022年)秋に、使用歴9年のエアコンを買い替えました。
部品が壊れたことがきっかけでしたが、修理ではなく思い切って交換して大満足でした。
今回の記事では、「オススメの買い替えタイミング」「替えてみた現場レポ」「介護に役立つ機能」「電気代について」を写真つきでお届けします。
高齢者は、冷房へのハードル感が高い人がまだいます。親の家の室温管理をすることで、急な介護(熱中症から入院→歩けなくなる等)を予防できるかも。
介護にかかわるご家族にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
なぜ春か秋が狙い目なのか?
エアコンの買い替え時期は、一般的にも「春か秋」がベストと言われています。
でも、私が声を大にして言いたいのは、、、
在宅介護においては特に、「壊れる前」に余裕を持って「春か秋」に替えるのがよいということ。
理由は以下の2つです。
- 取付工事の依頼が殺到する夏か冬は、1ヶ月くらい待たされることも。その間、室温管理ができなくなる!
- 取付工事は窓を開けて行うため、部屋の内外の気温差が激しいと介護に支障が出てしまう!
つまり、エアコンがなくても過ごしやすい季節を狙って早めに変えれば、熱中症などの心配もなくスムーズなわけです。
エアコンの交換は10年が目安と言われていますが、介護家族は特に、壊れるまで待たずに、計画的に取り替えをしましょう!
実家のエアコンを買い替えたきっかけ
実家の場合、エアコンを買い替えたきっかけは、去年の秋に、例年通りエアコンの掃除を依頼しようかと姉妹で話していたときのこと。
そういえば「エアコンの送風口が割れてたっけ」という話になり、風が思う方向に行かないので修理が必要かな・・・という話になりました。
でも「修理しても、経年劣化は進んでるよね」と。
エアコン本体に貼られたシールで確認したら、製造時期は9年前。
まだ10年経っておらず微妙だけど、電気代の高騰は甚だしいし、父の介護で酷使していたためいつ止まってもおかしくない。
これは修理するより買い替えがいいかもと思ったわけです。
実際に量販店に行ってみると、、、
エアコンの熱効率は数年前のものより格段に良くなっているし、介護に嬉しい機能(抗ウイルス、消臭、遠隔操作など)も驚くほど進化しているではありませんか!(これらの機能については後述します!)
電気代も安くなり、おむつ替えのニオイを消す機能も効果的で、替えて良かったと心から思いましたよ。
実際に替えてみた現場レポ
驚いたのは、取付工事に意外に時間がかかったことです。性能が高い機種にしたためか、手際よくやっていただいても、数時間かかりました。
窓を開けっ放しにして作業する時間も長く、気候がいい秋にして本当によかったです。
実際にイメージしやすいよう、以下、写真で説明しますね。
取り付け作業は、大きな荷物の搬入から始まりました。これは室外機。ビッグです!
相当重いらしく、20代の作業員さんがきつそうに運んでました。
要介護5の母は、アコーディオンカーテンの向こうの部屋で寝ています。
古いエアコンをはずしたら、壁はこんなプレートがついていました。
この土台から取り替えます。
ベランダの室外機を取り外し、排気管も取り替えます。
窓を開けたまま、取り付け作業は続きます。
想像以上に工程が多く、作業員さんって大変!
試運転も終え、ようやく取付完了です!
改めて、真冬や真夏でなくてよかったと実感。
じゃーん!取り付け終わった姿はこちらです。
パナソニックのエオリア君、ようこそ!
介護家族として嬉しかった機能
介護家族として嬉しい!と思った機能を紹介します。
「AI快適おまかせ」機能
体感温度をセットしておけば、AIが最適に調整してくれます。
今までのエアコンも温度設定はできましたが、運転の種類(冷房・暖房・冷房除湿)まで自動で選んでくれるし、精度が高く、快適さがぐんとアップした気がします。
家族が気にすることを減らしてくれる、頼れるヤツです。
クリーン機能が進化していて手間いらず
フィルターについたほこりを自動でかき取り、屋外へ自動排出してくれます。
家族が椅子に上ってダストボックスの掃除をする手間が省けるのは有り難い!
エアコン本体内部を高温で加熱して乾燥させ、内部のカビの成長を抑制する機能も。
エアコンの掃除について、作業員さんと雑談したところ、、、
「この機種はすごく性能がいいので、5年位はお掃除屋さんに頼まなくて良いのでは?」とのこと。
掃除頻度の考え方は人それぞれだと思いますが、1回頼むと1万円位かかるし、ヘルパーさんの活動時間を避けて日程調整するなど、手間もかかります。
お掃除機能が発達してるのは、忙しい介護家族にとって、ほんと安心で有り難いな~と思いました。
お掃除機能は、各メーカーとも、しのぎを削ってる部分ではと思います。
ニオイや菌・ウイルスも抑制
介護のニオイも、エアコンの機能で消してくれます。
今回買ったパナソニックのエオリアは、「ナノイー X」というものが何十兆個も放出されるそう。
実は、買い替え前のシャープのエアコンにも「プラズマクラスタ」というニオイ抑制機能がありました。
今回買う時、シャープにするか迷ったのですが、シャープのプラズマクラスタの場合、それ専用のカートリッジが必要で、切れる前に自分で交換しなければならないそうです。(前のエアコンはそれを知らずに使い続けてた^^;)
エオリアはカートリッジの交換不要で、手間なく稼働し続けるのがよかったです。
介護しながら、エアコンの面倒までは見られませんから。
(年々機能は改善していくと思うので、ご購入の際は改めて各メーカーを比較してくださいね)
スマホアプリで外から室温調節ができる
スマホアプリと連動できるので、介護の室温が外からも確認できて、調節もできるのは助かります!
高齢者は、暑さや湿度に関する感覚が鈍くなっているうえ、自分の環境が整えられない人が多いそう。
未だに「冷房は体に悪い」と思っている人もいます。
遠距離介護の方にも、この機能は助かりますね!
電気料金はどうなった?
今回購入したのは、省エネ性能が5つ星。
母を在宅介護し、エアコンをフル稼働した令和5年2月の電気代は「18,000円」でした。
実家はオール電化のマンションで、加湿器2台と扇風機(サーキュレーター)をフル稼働していました。
電気代自体が高騰していたにもかかわらず、この値段は安かった印象です。
ちなみに、父を在宅介護していた令和2年の2月は「25,000円」でした。ただこの時は私が泊まっていたので、妹たちが通いで介護していた母の時とは比べられず、、。
「でも、電気代が下がっても、本体が高いのでは?」
とお思いかも知れません。
たしかに本体価格は21万円ほどで、お安い価格帯(10万円台とか)ではありません。(買い替えセール特価で、この値段)
でも、省エネ性能が高いので、ランニングコストがお得になるメリットが大きい・・・!
エアコン最新化によるコスト効果は、他のサイトでも以下のように解説されています。
本体価格は一時的な出費にはなりますが、高性能による快適さに加え、電気代を気にするストレスが減ったので、買い替えて本当によかったです!
室温調整はケアプランにも入れられる項目です。
エアコンが賢くなった分、ヘルパーさんを頼らなくても済むかも?
おまけ情報:買いに行く前にコンセントの写真を撮っておこう
量販店で買う時に、プラグの形状を聞かれました。コンセントを取り替える必要がないか確認するためです。
私は実家にいた姉に電話して、写真を送ってもらいました。
介護もあるので買い物はササッと済ませたい。二度手間にならないよう、買いに行く前に写真に撮っておくといいかもです!(必要なかったらすみません^^;)
以上、『在宅介護のエアコン買替え体験記!タイミングや機能のおすすめは』をお届けしました。
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当ブログでは、進行性核上性麻痺だった父と認知症の母の在宅介護について、参考情報を掲載しています。ぜひ他の記事もご覧ください。
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